三寒四温

 寒い日、暖かい日が繰り返し訪れ、一歩ずつ春へ向かっています。小菅でも陽だまりでは、フクジュソウやオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなど、早春の花が咲き始め、スイセンの蕾も大きく膨らんできています。春はもうすぐそこまで来ているようです。
  
  

 先週の土曜日の雨で、雪は大方解けました。陽射しも一段と強くなってきていますので、暖かな日中には水温も5度を上回る日が増えてきそうです。水量も先週の雨で回復し、川の状態は良好です。冬季ニジマス釣り場は今月末まで、残り2週間となりました。明日の土曜日は雨のようですが、来週は暖かな日和が続くとの予報です。解禁前の腕ならしに、冬季釣り場のスレマスにチャレンジしてみませんか。
  
  
  

追 伸
 特別年券は販売枚数に達しましたので、申込を終了させていただきます。受け取りは解禁日以降、すずめのお宿で料金と引き換えにてお渡ししますので、よろしくお願いいたします。また、通常の年券は先週の土曜日から、すずめのお宿と漁協事務所で販売していますので、来村の折にお買い求めください。

紅葉情報 その2

 紅葉がピークを迎えてきています。今週は水・木曜日と連日0度まで気温が下がり、紅葉が一気に進みました。イロハモミジの赤、ダンコウバイやイチョウの黄色など、様々な色合いが楽しめます。今週末から来週一杯が見頃で、中旬以降は残り紅葉の季節へと移っていきそうです。
  
  
  

 朝の冷え込みは厳しくなっていますが、ここ数日は日中は20度以上、寒暖差20度の日々が続いています。水温も日中は12度前後ですが、早朝は8度くらいまで下がっています。
  
 激しい温度差に魚がついていききれないようで、冬季釣り場の釣果は今一歩といった状態です。
  
  

 2日の雨でイワナの産卵が盛期に入りました。4日の水曜日、小菅小学校の3・4年生とイワナの産卵観察を冬季釣り場の上流部で行いました。歩いた区間は、冬季釣り場境界から小菅養魚場の取水堰までの100m程でしたが、50cm近い♀を筆頭に、5ペアーが産卵を行っていました。既に水垢が付き始めた産卵床も随所に見られ、来春には多くの稚魚が誕生しそうです。イワナの産卵は中旬頃まで続きそうですので、釣りの合間に足の延ばしてみてはいかがでしょうか。
  
 10月初旬並みの暖かな天候は今日まで、明日からこの時期の気温に戻るようです。小菅にお越しの際には、必ず防寒具をご持参ください。  

紅 葉

 26日の月曜日は、この秋一番の冷え込みで初霜が降り、車のフロントガラスが凍りました。冷え込みとともに木々の紅葉が進み、見頃を迎えてきています。
  
  
 紅葉のピークは来週あたりで、11月中旬頃まで楽しめそうです。
  
  

 紅葉の進行に合わせるように、集落周辺でのヤマメの産卵が盛りを迎えています。イワナも早いものが産卵を始めていますので、源流域のヤマメの産卵は終わっているのではないでしょうか。ヤマメの産卵は殆どが本流の淵尻で行われますが、イワナは支流に入るものが多く、産卵も様々な場所で行います。
  
 今週末、産卵の様子を見る場合、ヤマメは白沢川、イワナは玉川か冬季釣り場の上流がお奨めです。ただし、産卵を妨げないよう、双眼鏡などを用意されて遠くからご覧になってください。
  

 冬鳥が続々と渡って来ています。小菅で最初に見られる冬鳥はジョウビタキで、今年は20日に確認しました。一昨日の朝には釣り場のポンドで8羽のコガモが羽を休め、昨日は庭先の草むらで3羽のカシラダカが餌を探していました。11月に入ると、ツグミやマシコの仲間も見られるようになります。寒さは厳しくなりますが、冬鳥たちとの半年振りの出会いも楽しみです。
  
 釣りの合間に紅葉を愛で、産卵や冬鳥との出会いに期待しながら、小菅へ足をお運びください。お越しの際には、フリースなど防寒具をお忘れなく。
  

御 礼
 25日に行われたトラウト・ミーティング&フリーマーケットで、売上金の一部4,750円を小菅村漁協の活動費として寄付いただきました。ありがとうございます。放流資金など、有効に活用させていただきます。また、イベントに参加された皆様、遠路ご苦労様でした。今後も魚が溢れ、多くの釣り人に愛される小菅川づくりに、お力添えをいただけますよう、よろしくお願いいたします。
 

一気に秋に

 猛暑が一転、8月下旬から一気に秋へと移って来ています。秋雨前線で連日のように小雨が降り、陽射しが出る気配がありません。最高気温も25度前後、朝夕は20度以下の日々が続いています。コスモスが盛りを迎え、道路沿いなどで目につく白い花は、センニンソウからボタンヅルへ変わってきています。
  
 例年より秋は早めです。アケビの実が熟し始め、クリのイガももうすぐ開きそうです。実りの秋は直ぐそこまで来ているようです。
  
 この時期からの野外での活動で、最も注意が必要なのはスズメバチ。今年、小菅ではスズメバチの巣が少ないのですが、その分、例年に比べ大きな巣になっています。道路沿いで確認しているのは、新玉川橋手前のロックシェイド、白沢集落手前の電柱、小菅橋右岸の下流側の橋桁にキイロスズメバチが営巣しています。このほかにも営巣している箇所がありそうですので、橋の上などに立つ際には、十分注意してください。
  

 水量は平水よりやや多め、水温は17度前後と川のコンデションは良好ですが、魚の反応はイマイチです。連日の追払いで、カワウは5羽前後、アオサギも10羽以下と少し効果が出始めています。明日の4日金曜日、夕方にC&R区間の水量計から降り口付近へ、ニジマス50kgを放流します。この放流により、落ち込みやエゴなどに身を潜めていた居つきの魚も出てくるのではないでしょうか。今週末は、久々に魚の姿が見られると思いますので、ご期待ください。
  
  

定期放流

 25日は第4土曜日で、小菅川一般区間の定期放流日です。今回の放流量は、ヤマメ50・イワナ30・ニジマス50の計130kg、区間は橋立地区の中川原橋から東部地区の余沢橋下流までの本流と支流の白沢川です。午後1時30分以降、上流から順次放流していきます。定期放流日は、多くの釣り人で混雑します。お互いに譲り合い、トラブルなどを起こさないで釣りをお楽しみください。また、駐車スペースには、限りがあります。車間幅を詰め、一台でも多くの車が駐車できるようご協力ください。
  
▲定期放流最上流の中川原橋と冬季釣り場。河川内では横列で車幅を詰めて駐車してください
  
▲田元橋下流と清流苑。週末には清流苑までウグイが遡上してきそうです
  
▲支流の白沢川と定期放流最下流の余沢橋。水量はやや多めです

 C&R区間の大成沢から下流へは、24日金曜日の夕方にニジマス40・イワナ20の計60kgを放流します。ニジマスは1kg以上の大型魚を混ぜますので、ルアーで細糸を使っている方はご注意ください。
  
  
 玉川の合流点から上流には、17日の金曜日にヤマメ30kgを放流しました。18日にこの区間で行われたルアースクールでは、尺前後の大型魚もヒットしていました。水量も増え、水温も12度を超えてきました。魚が様々なポイントに着き始めていますので、これからが楽しみです。
  
 金風呂の水量計から下流では全域でウグイが群泳し、数箇所で産卵も始めています。特に下流から水量計への渡渉地点では、大きな群れで産卵をしています。産卵を妨げないよう、この地点を渡る際にはご注意ください。
  

 先週の土曜日からソメイヨシノが散り始め、今日の新道は桜の絨毯が敷かれていました。桜からヤマブキへと移ろい、村内は黄色の花弁で彩られています。ヤマブキの花には、まだ多くの蕾が見られましたので、今月末頃まで楽しめそうです。木々の芽吹きが一段と進み、『山笑う』季節になっています。小菅川を横断する鯉のぼりも皆様のお越しをお待ちしています。春爛漫の小菅を散策してみませんか。
  
  

 

花の里

 金風呂の桜の開花から一週間、寒い日が続きましたがようやく満開になりました。村内の集落周辺では、様々な桜が見頃を迎えています。樹齢60年以上のソメイヨシノの古木は、小菅の湯先の村営住宅と釣り場対岸の新道にあります。また、平成元年に植栽した原始村では、数種の桜が見られます。花びらが僅かに散り始めたばかりですので、今週末まで満開の桜が楽しめそうです。今週末、山里小菅で、二度目の花見をお楽しみください。
  
  
 桜の花のほかにも白が鮮やかなユキヤナギ、小菅の花のミツバツツジや芝桜、村内一円で見られるヤマブキなども咲き誇っています。花の里小菅へ足をお運びください。
  
  

 10日からぐずついた天気が続き、6日間の総雨量は60mm以上になりました。まとまった雨で、水量は2倍以上に増えています。
  
  
 増水に乗じて、ウグイの遡上が始まりました。今朝、金風呂の最下流の橋の下流で見ましたが、午後には水量計まで遡上していました。あちこちでライズと見間違うウグイの息継ぎも見られました。じっくりと観察すると婚姻色の赤い魚体が判りますので、ご注意ください。ちなみに、婚姻色の出たウグイがドライに反応することは稀ですので、これからのライズは見きわめが必要です。
  
 水量は倍以上ありますが、ヤマメは表層に定位しドライに反応しています。ハッチの主体が18〜20番前後のコカゲロウやアカマダラですので、小さめのフライをご用意ください。水量が増え、ルアーへの反応もまずまずです。明日からは、春の暖かさが戻るとの予報です。水温も10度以上になりますので、様々なポイントから、マスたちのアタックが期待できるのではないでしょうか。
  

お知らせ
その1 18日の土曜日に、NHKで小菅村の放送がされます。午前7時30分頃から始まる『土曜すてき旅』で、約10分ほど村の風景などが映される予定です。泳ぎ始めやヤマメの稚魚も登場しますのでご覧ください。

その2 飯田さんを講師に、実践ルアースクールが18日の土曜日に行われます。午前9時頃から13時頃まで、玉川合流点から余沢橋上流部の間で、スクールを行います。関係者10名前後の団体が釣りをしながら通過しますので、ご承知おきください。

その3 11・12日の土日、テンカラ大王『石垣先生』を講師に、バーブレスフック普及協会が小菅川でイベントを開催しました。この様子が19日付けのスポーツニッポン新聞の釣り欄に掲載されますので、ご覧ください。

時ならぬ雪が

 昨日からぐずついた天気が続いています。寒気が入って気温が一気に下がり、今朝からは標高600m以上では雪に変わっています。
  
 春の雪は標高により積もり方が大きく違ってきます。今朝も金風呂では霙混じりの雨でしたが、川池の冬季釣り場付近では既に1cmほど積もっていました。このまま降り続けば、源流部では10cm以上の積雪になりそうです。桜が開花してからの雪は小菅でも珍しく、雪の止んだ後には雪化粧を背景に満開の桜が撮れそうです。
  
  

 季節はずれの雪には驚かされていますが、昨日からの雨は芽吹き始めている木々には慈雨、新緑が加速します。渇水だった小菅川も若干ですが水量が回復してきています。
  
  
 今朝の金風呂の水温は9℃、月曜日まで暖かな日が続き12度前後まで上がった時からは下がっていますが、気温のような大きな差はありません。今日の夕方まで降り続けは積算雨量は15mm前後となり、水量もしばらくは良好な状態となりそうです。

 昨日は雨で釣り人が少なく、魚の活性が高かったようです。昨秋からフライを始めたHさんから、玉川合流点から上流でドライで10尾以上のヤマメが釣れましたと電話がありました。
  
  

 今回の寒気は金曜日まで、週末には春の暖かさが戻るようです。春の雪は瞬く間に融けていきますますので、集落周辺の道路の雪は心配ありません。今週末から来週末頃まで、小菅では満開の桜が楽しめます。桜のほかにもミツバツツジやレンギョウ、ユキヤナギやヤマブキなど、様々な花が咲き誇ります。木々の新緑も進み、山笑う季節を迎えます。桜の開花の頃に遡上を始めるウグイの第一陣も、今週末には姿を現すのではないでしょうか。
    

春が来た

 月曜日から急に暖かくなりました。連日、最高気温は20度を上回り、一気に春の装いになってきています。ウメやアンズ、コブシやキブシが咲き誇り、ソメイヨシノの蕾も大きく膨らんでいます。明日もこの暖かさが続けば、金風呂のソメイヨシノは5輪以上咲き、開花となりそうです。小菅村の花、ミツバツツジも咲き始めています。来週の半ば頃には桜やツツジも満開となり、山里小菅は春爛漫の季節を迎えます。
  
  
  

 暖かな日が続き、今朝の水温は8度、夕方には11度まで上がっていました。マス達の適水温に近づいてきていますが、水量が少ない上に寒暖の差が大きくてハッチが疎らなためか、魚の活性はイマイチといった状況です。ライズの起きる11時頃から2時頃までは、そこそこ釣れているようですが、ポイントが限られています。暖かい春の雨が降り、水量が増えると魚の活性が一気に上がってくるのですが・・・・。雨が待ち望まれます。
  
  
  

 渓流を住処とするカワガラスは、殆どの釣り人が目にしていると思います。ムクドリくらいの大きさで、黒褐色の鳥です。主食は水生昆虫で、水の中を器用に歩き回ります。いち早く繁殖を始め、この時期には雛が誕生している巣も見られます。先日、桂川の支流の巣では、親鳥が一心に卵を抱いていました。
 また、この時期、渓流沿いで盛んに囀っているのが小菅村の鳥のミソサザイ、姿はカワガラスによく似ていますが、大きさが全く違います。日本でも最小の部類に入る鳥で、体重は10gくらいです。体は小さいのですが動作はすばしっこく、よく通る大きな声で囀ります。今、巣作りの真っ最中で、コケを咥えている姿をあちこちで見られます。
  

 源流部の在来ヤマメもドライに反応してきました。まだ、淵の流れ込みなど、場所は限られていますが、ようやく動き出しました。さびが残り、盛期の艶やかさは見られませんが、放流ヤマメとは明らかに違います。在来ヤマメと放流ヤマメを見比べてください。
  

追 伸
 前回のブログに掲載した稚魚は、左側の写真は全てヤマメ、右側の写真は下がヤマメ、上がイワナの稚魚でした。違いが判別できましたでしょうか。

三寒四温

 今日は二十四季節の雨水、雪から雨へと移り変わる日です。春は着実に近づいています。昨日の雪も、集落周辺では殆ど積もらず、周囲の800m以上の山々だけが雪化粧しました。今日の早朝、雪化粧に覆われた山々が一際鮮やかでした。
  
  
 周囲の山々の雪は、10時頃には全て消え、冬木立の景色に戻りました。早朝は氷に覆われていた梅の蕾も、午後には花の白が見え始めていました。囀る鳥たちの種類や数も日増しに増え、繁殖の準備が始まっているようです。街中でも姿を目にする機会の多いハクセキレイは、冬羽の灰色から夏羽の黒へと変わり始めています。今日の昼にはハイタカが上昇気流に乗り、悠々と旋回していました。春はもうすぐそこまで来ています。
  

 例年より遅れていた小型カワゲラのハッチが、ようやく始まりました。カワゲラがハッチすると、20番前後のフライでも十分釣りになります。今日、ドライで釣っていたフライマンは、20番前後のフライでコンスタントにかけていました。また、ルアーマンに様子を伺ったところ、スローアクションのクランクで攻めるとそこそこ反応してくるとのことでした。
  
  
 冬季釣り場の開設期間は2月28日(土)までです。小菅川の今年の解禁は3月7日(土)の正午ですが、周囲には3月1日に解禁する河川が多くあります。1日までですと、あと10日もありません。解禁の準備はお済でしょうか?。準備を済まされている方、解禁までの腕慣らしに冬季釣り場はいかがでしょうか。ちなみに、道路は各方面とも普通に走行できます。

春の気配

 昨日、今日と暖かな天候で、最高気温は10度を上回りました。北向きの道路の雪も大方融け、走りやすくなっています。
  
 寒い中にも、春の気配が感じられるようになってきました。コブシの花芽やトチの芽が大きく膨らみ、陽だまりではフクジュソウやオオイヌノフグリが花を咲かせていました。今朝は村の鳥、ミシザザイの初鳴きも聞かれました。こらから三寒四温を繰り返す中で、季節は着実に春へと移行していきます。
  
  

 冬季釣り場は、全域に陽射しが当たりだしました。今日は水温が4度まで上がり、ユスリカや小型カワゲラのハッチが多く見られました。ハッチが始まるとマスたちも活気付き、あちこちでライズが起きていました。とはいえ、早春のライズは天候に大きく左右され、釣果には腕以上に運、不運がつきまといます。ドライの釣りにこだわる方は、暖かそうな日を狙ってお越しください。
  
  

 金風呂では、堆積した砂利の搬出工事が始まりました。工期は3月中旬までで、5,000㎥の砂利を取り除きます。工事は上流側から行い、最下流部まで河原に堆積した砂利を漉き取ります。工事は川の中での作業は行いませんが、雪で着工が遅れたため、解禁日以降も最下流部での工事が行わます。工事の様子などは順次お知らせしますので、ご承知置きください。
  

追 伸
 特別年券は、昨日で申し込みが予定数に達しましたので、ホームページの申込フォームを閉鎖しました。お申込ありがとうございました。受け取りは解禁日の3月7日以降、すずめのお宿で現金引換えとなりますので、よろしくお願いいたします。
 また、今日から年券の販売を、すずめのお宿と漁協事務所(平日のみ)で始めました。料金は一般5,000円、女性・中学生等は2,500円です。写真は要りませんので、来村の折にお求めください。
  

 ▲年券販売所の金風呂のすずめのお宿と川池の村営釣り場内漁協事務所(平日のみ)