多摩・源流まつり

 5月4日には、村を挙げての一大イベントの多摩・源流まつりが開催されます。今年で29回目となるこのイベント、川池のスポーツ広場をメイン会場に周辺一帯で様々な催しが展開されます。小菅村の郷土食や特産品の販売はもとより、多摩川流域の市区町村からの出店も数多くあります。フィッシングヴィレッジでの釣り大会、ニジマスの掴み取りや各種体験コーナーなど、子どもさんからご年輩までお楽しみいただけます。祭りのフィナーレは日本一のお松焼き、天高く燃え上がる炎が来場者に無病息災をもたらします。ご家族みんなでお越しください。
  
  
 
 昨夜から今日の午後にかけて、恵みの雨が降りました。雨量は22ミリ、渇水気味だった小菅川が回復し、木々の芽吹きが一段と進んでいます。
  
 今日の水温は12度、雨の合間にはミドリカワゲラの飛ぶ姿が多く見られました。ハッチの時間帯は日中から、徐々に朝夕へと移ってきています。ドライは水生昆虫だけでなく、アントやビートルなど、陸生昆虫の用意も必要なのではないでしょうか。
  
  
 今年は金風呂で産卵するウグイが少なく、早い時期から上流まで遡上しています。昨日の夕方、余沢橋の下流で産卵している一群を見ました。ウグイの遡上の最終地点は、多摩清流苑のヤチグラの滝です。既にこの滝まで到達しているウグイがいそうです。ウグイとともに、数は多くはありませんが奥多摩湖育ちのイワナやヤマメも遡上してきます。遡上魚はルアーに果敢にバイトしてきますので、そんな魚と出会えることをお祈りしています。
  

天然クーラー

  真夏日が続いています。小菅でも日中は30度以上になり、炎天下の暑さは厳しくなっています。暑いといっても小菅の暑さは木陰に入れば凌げるのですが、それ以上の涼しさ求める方には滝のしぶきのかかる場所がお勧めです。村内には10m以上の高さの滝が数箇所にありますが、それらの中で規模も大きく、手軽に行けるのが雨乞いの滝です。場所は原始村の下流で、白沢川が本流に合流する付近にあり、遊歩道が整備されています。車から降りて5分もかからない場所ですが、周囲を木々が覆い、絶えず滝のしぶきがかかっていますので、気温は25度を超すことはありません。マイナスイオンをたっぷり含んだ天然クーラーを体感してみませんか。
   
    ▲別名は白沢滝。落差15m、水量も多く迫力のある佇まいを持つ滝です
 
 ▲滝つぼの直下には落差2mの小滝もあり、一帯はしぶきでとても涼しくなっています
 今日、朝7時の気温は22度で水温は17度、13時の気温は31度で水温は19度でした。夏休み休暇中なのでしょうか、金風呂は平日にもかかわらず10台以上の車がありました。水量はやや多めで、表層にはヤマメの姿が目立っていましたが、魚の反応はあまり芳しくないとのことでした。
  
 水温の上昇する日中より、朝一番から午前10時頃までが魚の反応がいいようです

 8日の月曜日は立秋、例年、小菅ではお盆が終わると、朝夕、めっきり涼しくなります。秋の七草の一つのオミナエシが咲き始め、ススキの穂が出てきました。秋は日一日と近づいているようです。
 
 ▲この花は漢字では女郎花と書きます            ▲数日前から穂が出始めたススキ

ソバの花

  今、ソバの花が満開です。ソバは1年に2回収穫できます。5月の初旬に種を蒔き、7月中旬に収穫する夏ソバと、8月初旬に種を蒔き、10月中旬に収穫する秋ソバです。日照時間が長くなることで実を結ぶ夏ソバと日照時間が短くなることで実を結ぶ秋ソバでは、背丈や風味も違います。今、花が満開を迎えているのは、夏ソバで梅雨明けの7月中旬頃に収穫します。
 
  霧深い小菅のソバは風味豊かです。今、満開を迎えている夏ソバ

 ソバは霧深い土地ほど風味が増すそうですので、小菅村は格好の地です。昔から小菅では客人をもてなす最高のご馳走がソバでした。各家庭に石臼があり、ソバ殻を多めに残して挽きます。そのため、ソバの色は黒く、太めの短い麺となりますが、ソバの風味はとても強い、俗に言う田舎ソバです。村内の旅館、民宿ならどこでも、小菅の地粉で打った田舎ソバが味わえます。また、土日と祝日だけの営業ですが、原始村(0428-87-0803)でもこのソバを味わえます。ここのソバは、水車の石臼で挽いたソバ粉を使い、この地区のお母さん方が当番制で作っています。明治時代の古民家を移設した建物もとても趣がありますので、一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
 
 ▲原始村のソバ処。営業日にはこの暖簾が出ています   ▲ここのソバはこの水車で挽きます
 
 ▲古民家ならではの落ち着いた店内             ▲ウエダーの方にはテーブル席もあります

山菜の季節

  山の木々の芽吹きのこの時期は、山菜の季節でもあります。小菅村で山菜を楽しめるは、4月から6月の初め頃までがベストです。今日、村内を回り、山菜の状況を撮影してきました。

 代表的な山菜のタラノメ     最近人気が高いコシアブラ    サンショウの新芽

 夏には2mにも育つウド  クサソテツの別名を持つコゴミ  早春の山菜、フキノトウ

ウルイ・コウレとも呼ばれるオオバギボシ   カンゾウ        ミツバアケビ
 
 知っている山菜の名前はと聞かれると、多くの方が答えるのがタラノメでしょう。村内でもタラノメはあちこちにあります。しかし、人家周辺のものの多くは、村民の方が栽培しているものです。所有者がいますので、採らないようにしてください。
 また、山の中に自生しているものも、全てを採らないで、必ず一部を残すようにしてください。一部を残すことで、翌年以降も楽しむことができます。特にタラノメは枝芽を全て採ってしまうと枯れます。
 山菜は種類により、調理方法も違います。村内の食堂ではこの時期、山菜料理が楽しめます。ただし、山のものですので、日よっては無い場合があります。山菜料理を希望する場合は、お手数でも事前に電話でご確認ください。
 食堂の最後の数字が電話番号の末尾4桁です。冒頭は共通で0428-87」です。

 山菜料理を食べれる食堂。左からすずめのお宿0937 ひろせ屋0235 山びこ0231
 
 なお、小菅の湯に併設されている小菅村物産館(0428-87-0765)には、この時期山菜を販売しています。ただし、地元産に限定していますので、無い日がありますのでご承知ください。
 
 物産館。山菜や農産物のほか、わさび漬け、こんにゃくなど特産物が販売されています
 
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