足を延ばしてみませんか? その1

 小菅川本流の流程は約18km、支流で最長の白沢川は約6kmで、ほぼその全域にヤマメ、イワナが生息しています。多くの釣り人で賑わうC&R区間は、本流の最下流部の2kmだけ、小菅川にはまだ多くのポイントが存在しています。時にはC&R区間から一般区間へ足を延ばしてみませんか?。
 そこで、今回と次回は、C&R区間以外の代表的なポイントをフライ・テンカラ、ルアーに分け、3ケ所ずつご紹介します。まずは、フライ・テンカラから。
〕沼地区のC&R最上流から日影橋上流のゴルジュ手間でまでの500m
  
 C&R区間の上流部から続くこの区間は、30年前まで川砂利の採取が行われていました。このため、大石は少なく、平瀬が連続しています。5月中旬以降、ヤマメは好んでこの平瀬に付き出します。餌釣りの人が絶えず入っていますが、小さなポイントを丹念に探ると、川育ちの綺麗なヤマメに出会えます。餌釣りの人が上がる10時以降がお奨めで、川原も広く、伸び伸びとラインを振れます。駐車場は余沢橋先のテニスコートの左側をご利用ください。
∧浸灰ャンプ場から村営釣り場までの400m
  
 キャンプ場の30m程手前の駐車スペースに駐車し、キャンプ場前から釣り始めます。前半の200mは淵が点在し、イワナの大物も期待できます。トラウトガーデンの橋から上流の後半部は瀞場が多くなり、6月以降は右岸側は葦に覆われます。葦際にヤマメ・イワナが付きますので、根気良く狙ってみてください。葦で釣りずらいため、魚影の濃い区間です。

8士部の五番堰堤から六番堰堤までの1km
  
  

 金風呂から約10km上流、白糸の滝駐車場の1km手前です。左がわに茶色のガードレールが設置され、この起点に漁協の尾数制限の看板が設置された所から川に降ります。川原に出る手前で右側から沢が流れ込んでいますので、この沢に沿って下り、合流点付近から釣り始めます。前半の500mはチャラ瀬ですが、その中に多くのヤマメが付いています。餌では釣りになりませんが、遠くから毛鉤を落すとヤマメが反応してきます。ただし、渇水時よりやや増水時がお奨めです。天然魚ですので、最新の注意が必要ですが、的確にポイントに入ると思いのほか簡単に毛鉤を咥えます。また、後半の500mは木々に覆われ、ヤマメに混じりイワナが反応してきます。六番堰堤は高巻きできませんので、川沿いに戻ってください。途中、1ケ所ですが落石が時折発生する場所がありますので、ご注意ください。

 今週は今年初めての夏日も記録し、最高気温は連日20度を上回っています。水温も早朝で11度、日中は14度位まで上がってきました。水量は平水に戻り、状態は良さそうなのですが、C&R区間ではドライ・ルアーへの反応はイマイチです。集中したハッチが少なく魚が水面に関心を持たない、ウグイが群泳して落ち着かない、などが原因しているようです。淵尻や沈み石の頭などに魚が付き始めていますので、テクニックを駆使して挑戦してみてください。また、あまり使われていない毛鉤やルアーが効を奏すのかもしれません。
  
  

 木々の芽吹きは千差万別で、今、小菅は『山笑う』季節の最盛期です。家の庭先などでは古くから小菅で植えられているサクラソウが咲き誇り、数は少なくなりましたがヤマシャクヤクの花も見られます。道路端などで白が目立つのはイチリンソウ、源流部では秋に真っ赤な実をつけるマムシグサの仲間がひっそりと咲いていました。