お湿り程度の雨

 昨日の雨に期待したのですが、結果は12mmで水量の回復までには至りませんでした。今日は再び夏日となり、昨日の雨で僅かに増えた川は、前の渇水状態に戻ってしまいました。
  
  
  
 渇水で魚の警戒心は強くなっていますが、日中でもライズは起きています。特に淵尻や枝の張り出した対岸などで見られます。落下している陸生昆虫を捕食しているようでしたので、フォーム材のフライで狙うとニジマスがそこそこ反応してきました。まだ、落下する虫が多くはないようで、着水と同時に数匹が集まることは稀でしたが、鰭ピン鱒の強烈な引きが楽しめました。夕方からはソラックスやパラシュートに換え、一段と艶やかさを増した夏ヤマメも手にすることができました。
  
 昨日、14番のパラシュートに盛んに反応するものの、なかなか針がかりしないことが続きました。ようやく手にしたのが下の3種、この春に産まれたヤマメとニジマス、そして、アブラハヤでした。この春、清流苑から下流では多くのヤマメの稚魚が孵化しました。今は大きなものでは8cm以上まで育ち、幼魚になっています。フライに盛んに反応してきますので、釣れてしまった時は、何時も以上に丁寧なリリースをお願いします。また、一般区間の餌釣りでは、これから幼魚が頻繁に釣れてきますので、必ず再放流してください。
  

 『卯の花の におう垣根に ホトトギス 早も来啼きて 忍音もらす 夏は来ぬ』と唱歌に歌われているウツギの花が盛りを迎えています。ホトトギスの渡来は小菅では例年は5月の下旬頃ですが、今年は早く5月15日に初鳴きを聞きました。木々も深緑へと変わり、初夏の装いとなっています。秋に真っ赤な実をつけ、食用になるヤマボウシの花も咲き始めました。