陽射し

  小菅で最初に春の気配を感じるのは、1月中旬から2月の初旬。この時期、日毎に高くなる太陽で、あちこちに陽が射し始め、春が近づいていることを実感します。
 冬季釣り場も、今日の10時には頭首工の前後以外は陽が射していました。来週、2月4日の立春の頃には、全域に陽が当たるようになります。予報では、今日から今週末にかけては寒さが和らぎ、風の無い穏やかな天気が続くとのことです。川沿いの雪も融けてきましたので、陽射しとともに水温が上がり、ハッチとライズが期待できそうです。これからはユスリカに加え、小型のカワゲラがハッチしてきます。間もなく解禁、トレーニングを兼ねて冬季釣り場へ足を運んでみませんか。
  
  
 今日10時の冬季釣り場。多くの区間に陽射しが入り、岸際の雪は融けてきています
 釣り人のいない冬季釣り場では、カルガモが泳ぎ、間もなく巣作りを始めるカワガワスが元気に囀っていました。今日の冬季釣り場には野鳥の姿が多く、短時間で以下の17種が見られました。興味のある方は こちらの 野鳥図鑑 で

アカゲラ、アオゲラ、エナガ、カケス、カルガモ、カワラヒワ、キセキレイ、コガラ、コゲラ、シジュウカラ、シメ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、トビ、ハクセキレイ、ベニマシコ、ルリビタキ
  
 ▲のんびりと餌を啄ばむカルガモ              ▲冬鳥のシメはスズメの倍の大きさ

追 伸
 板材に魚のフィギュアを施し、80枚限定の特別年券。原材料費の2,500円が加算され、一般6,500円、女性等4,500円で、事前の申し込み制です。今日現在、残り30枚となりました。特別年券を希望される場合は、お早めにお申込ください。   申し込みフォーム
 なお、申し込みいただいた方には、返信メールをお送りしています。不具合等により返信メールが届いていない方は、小菅村漁協(0428-87-0741)へご連絡ください。

 2005、2011、2012の特別年券。毎年板材やフィギュアの形を変えています

冬季釣り場の情況

  冬季釣り場は22日に除雪を行い、河川まで車で降りられるようになっています。ここ数日の最低気温はー4度前後、10日頃に続いた厳しい寒さを体験したからでしょうか、暖かく感じられます。今朝9時の水温は3度、太陽の位置が高くなり、釣り場の半分くらいまで当たるようになってきました。
  
  
 太陽の位置が高くなり、下流は小菅橋付近、上流は駐車場の半分位まで陽射しが入ります
 周囲はまだ一面の銀世界で、とてもまぶしさを感じます。しばらくは偏向グラスが必需品です。14日の降雪以降、雪融けで水温が上がりません。このため集中したハッチが少なく、ライズの時間が一定していません。ライズの時間帯は10時頃から3時頃で、場所も限られています。ドライの釣りにこだわる場合、一箇所にとどまらないで区間をこまめに動き回ることをお勧めします。
  
 ライズは、最上流、、駐車場中央付近、頭首工下流、最下流の4つの瀞場で多く見られています

 月曜日から金風呂では、土砂の搬出工事が行われています。解禁までに5,000㎥が搬出されます。昨秋、川から搬出する土砂を揚げましたので、今回の工事で川の形状を変えることはありません。今シーズンは、落ち葉が大量に堆積し、底石も多くありますので、解禁から多くのハッチが期待できそうです。
  
 今週で約500㎥を搬出、2月末までには堆積した土砂が無くなり、以前の川に戻ります

 スポーツ広場の一角に造られたスケートリンクで、3・4年生の児童が体育の授業でスケートをしていました。桜並木から撮影をした際、雪の上一面に桜の蕾が落ちているのに気づきました。犯人は、ソメイヨシノの蕾を好んで食べるウソです。ウソは蕾の芯だけを食べますので、1羽でも大量の蕾が無くなります。今年は例年になくウソが多く飛来しています。この春は奥多摩湖から上流部では、ソメイヨシノの花が咲かないのではないでしょうか。小菅では大体十数年に一度位の周期で、ウソのためソメイヨシノの花が見られません。ウソはスズメ位の大きさで、中々愛らしい鳥です。この冬は、春の桜の換わりにウソを見てみませんか。 ウソの写真
  
 ▲手作りのリンクで滑る小菅の小学生           ▲雪の上に大量に散乱していた桜の蕾
  

特別年券

  小菅村漁協では、通常の年券のほかに板材に魚のフィギュアを施した80枚限定の特別年券を発行しています。C&R区間設置の記念として始めましたので、今年で15年目になります。特別年券は原材料費の2,500円が加算され、一般6,500円、女性等4,500円と割高ですが、シーズン終了後も記念にできるなどと好評です。今年のデザインは現在作成中で、解禁日に手にするまで判りませんが、それも楽しみの一つです。特別年券は、2月20日までの申し込みとなっていますので、希望される場合は右記にてお申込ください。     申し込みフォーム
  
 2005、2011、2012の特別年券。毎年板材やフィギュアの形を変えています

 今日は予報がはずれて雨、午後からは陽が射して気温も8度まで上がりました。北側は一面の銀世界ですが、南側の雪は大方消えてきました。
 
 左が田元橋から上流側、右が小菅橋から下流側。左岸が南側で山の雪は大方消えました

 
冬季釣り場には釣人の姿はなく、カモたちがのんびりと泳ぎ、対岸の林では10頭前後の猿が一心に木の皮を食べていました。また、いつも見かけるトビに比べ、より精悍な猛禽類のノスリがいました。日曜日から少し寒さが和らぎ、今日、正午の水温は3度まで上がりました。ユスリカのハッチが見られ、あちこちでライズが起きていました。
  
 今日の11時頃の冬季釣り場。水面で雨脚が判るくらいの雨が降っていました
  
 ▲対岸でアカシヤの皮を食べていた猿の群れ       ▲トビより少し小さい猛禽のノスリ
 今日の夕方、冬季釣り場の除雪を行い、降り口に融雪材を撒きました。明後日頃からは、ノーマルタイヤでも河川まで降りられるのではないでしょうか。しばらくの間、小菅への道路は、道路脇の所々に雪が残り、早朝はその融け出しで路面が凍る箇所が出ます。スピードを落とし、安全運転でお越しください。
  
  
除雪を行いましたので、明後日頃からは河川まで車で降りられそうです

ふるさと祭り 東京

  1月12日から20日まで東京ドームで、全国各地の味や祭りを集めたイベントが開催されています。小菅村もこのイベントに出店していて、14日から昨日まで販売員として参加してきました。小菅の販売は、よちよちヤマメの唐揚げ、2匹パックで500円です。全国から400店舗が出店し、様々な味や名品、祭りが楽しめます。今週末のお出かに「ふるさと祭り東京」は、いかがでしょうか。なお、会場にお越しの際には、小菅村のコーナーにぜひともお立ち寄りください。
  
  
 ▲小菅はYES東京のコーナーに出店していますので、お立ち寄りください

 14日は終日雪で、30cm以上も積もりました。道路の情況は、奥多摩方面から役場まではノーマルタイヤで走行できます。しかし、北向きとなる役場から小菅の湯方面や鶴峠などでは、随所に雪が残っています。数日はノーマルタイヤでの走行は難しそうです。今週末に小菅に来られる場合、スピードを抑え、スリップに十分注意してください。道路の情況は、ブログで順次お知らせしていきますので、ご確認ください。
  
 南側の道路には雪は殆ど残っていませんが、北側は随所で圧雪状態となっています

 今朝の気温はー11度、この冬一番の寒さでした。冬季釣り場の9時の水温は1度、マス達は深みでじっとしていました。釣り場は一面の銀世界、河川への進入路の除雪は今日行う予定ですが、当分は4WD車でないと入れません。また、数日は駐在所から河川降り口までの道路も凍結が懸念されますので、冬季釣り場のご利用は来週以降をお勧めします。
  
 14日の雪以降、釣り人はが入っていないようで、川原の雪には足跡が見られませんでした
  
 雪の降る前の先週の金曜日、冬季釣り場にいたルリビタキとヤマガラ

厳冬の川

  昨日、多摩川源流大学の公開講座の下見で、源流域の一番堰堤から二番堰堤を歩きました。水温は1度、飛沫が凍りつき随所に氷暴ができていました。水深のある淵や落ち葉の堆積した溜まりを覗くと、じっと佇むヤマメやイワナの姿が数多く見られました。魚たちにとって今が一番厳しい時季、寒さと空腹に絶え、無事春を迎えてもらいたいものです。
  
  
  

 今、小菅では、各地区にお松が作られています。お松は正月の松飾りなどで作り、小正月に燃やします。小菅では松焼と言いますが、一般的にはどんど焼き、左義長と呼ばれ、この火や煙にあたると無病息災で一年を過ごせると言われています。今年のお松焼きは、地区により12日か14日に行われます。この週末、お松焼きの火や煙にあたってみませんか。
  
 ▲R139号から見られる小永田地区のお松        ▲昨年の東部地区のお松焼き 

 今朝はー7度、日中は6度まで気温が上がり、比較的暖かな一日でした。水温は朝の9時が1.5度、13時が2.5度でした。水温も2度以下まで下がると、日中でもなかなか上がらなくなります。水温が3度以下になるとユスリカのハッチも少なく、連動してライズも減ってきます。幸い、この週末は寒さが和らぎ、最高気温も10度前後まで上がるとの予報です。ただし、14日の成人の日は雪の可能性もあるとのことですので、小菅への釣行は、土・日曜日をお勧めします。

  
 今日の水温は2.5度。週末は寒さが和らぐとのことですので、3度以上になるでしょう

寒の入り

  5日の小寒の入りとともに寒さが厳しくなっています。最低気温は連日ー9度前後、今朝はー6度でしたが、3度の温度差で暖かく感じました。この寒さで、冬季釣り場のあちこちに様々な氷の造形が出現しています。
  

 寒さのピークは20日の大寒を挟み、2月4日の立春の頃まで。しかし、寒い中でも春に向けての動きが見られてきています。4日の昼には、東部地区の稜線でクマタカのペアーが求愛飛行を繰り返していました。今朝は、冬季釣り場で♀に盛んにアピールする♂のカモを見ました。カモ達の多くは今の時期に伴侶を見つけますので、♂はこの時期が最も忙しくなります。
  
 ▲行動から右が♂左が♀で、♂は首を上下に動かして盛んにアピールしていました

 朝の冷え込みは厳しいですが、昨日、今日は風も無く、最高気温は6度まで上がりました。今日の水温は朝の9時が2度、13時が3度でした。水温が少しでも上がるとユスリカのハッチが始まり、ライズが起きています。ライズは11時頃から始まり、3時頃まで見られています。この時間帯、風が吹かなければ日当りの悪い冬季釣り場でも、寒さが和らぎます。寒さの厳しい寒中は、道路の凍結なども懸念されます。時間にゆとりを持って、安全運転でお越しください。
  
 ▲今朝9時の冬季釣り場。太陽が高くなり陽の射す場所が広がってきています
 

今年もよろしくお願いいたします

  2013年、新しい年がスタートしました。一昨日、昨日は終日強い風が吹き、とても寒い日でしたが、今日は風が無く穏やかな天気です。冬至から2週間あまりが過ぎ、日溜りでは陽射しの強さが感じられるようになりました。
  
 ▲穏やかな陽射しが降り注ぐK・F・V           ▲水滴が様々な芸術作品を作り出しています
  
▲水量計にも陽射しが注ぎ、ライズも見られました    ▲落ち葉の中の虫たちも間もなく動き出します

 来週から仕事始めになる方が多いのでしょうか、今日、冬季釣り場には15名余りの方が見えていました。穏やかな天気でも、陽の射さない冬季釣り場では寒さが一段と厳しいのですが、あちこちで起きるライズに皆さん、熱くなっていました。ちなみに今日の正午、冬季釣り場の気温は1度、水温は3度でした。多くの方が指先や足先の寒さが応えると言われていましたので、この対策を工夫してください。
  
 今日の冬季釣り場は、2013年の初釣りの方々で賑わっていました
  
 凍てつく寒さの中、ハッチとともにキセキレイの活動が活発になっていました

 
明日の小菅の天気は晴れ、日曜日は雪がちらつくとの予報です。寒さは若干和らぐようですが、今月中旬頃まで冬季釣り場には陽が射しません。寒さ対策をしっかりとされ、初釣りをお楽しみください。
 本年もよろしくお願いいたします。
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