定期放流

 28日は第4土曜日で、小菅川一般区間の定期放流日です。今回の放流量は、ヤマメ50・イワナ30・ニジマス50の計130kg、区間は橋立地区の中川原橋から東部地区の余沢橋下流までの本流と支流の白沢川です。午後1時30分以降、上流から順次放流していきます。定期放流日、釣り人が集中する冬季釣場付近では、朝から竿を立てて場所を占有している人を見受けます。一般河川でのこのような行為は、ぜひともお止めください。また、区間全域へ放流するため、釣り人一人ひとりの前へ放流することはしませんので、ご承知おきください。
  
 ▲最上流の中川原橋と冬季釣場。混雑する冬季釣場では、縦列ではなく、横列に駐車してください
  
 ▲田元橋下流部と多摩清流苑。水量はこの時期の平水ですが水温の低い状態が続いています
  
 ▲支流の白沢川と本流の余沢橋上流。余沢橋の下流100mからは餌釣り厳禁のC&R区間です

 随時放流のC&R区間へは、27日の金曜日の夕方、大成沢合流点から下流へヤマメ30・イワナ10・ニジマス40の計80kgを放流します。21日の土曜日から寒の戻りで、連日氷が張っています。日中も北風や曇り気味で、最高気温も10度以下です。今朝の水温は5度、多くの魚がベタ底で動いていませんでした。寒の戻りは今日か、明日の午前中まで、金曜日からは一気に気温が上がるとの予報です。暖かさが戻り、新しい魚の入る今週末、ルアー・フライ・テンカラともに楽しい釣りができるのではないでしょうか。
  
  

 昨年の秋、C&R区間の玉川合流点から上流と白沢川、平山キャンプ場付近へヤマメの親魚50kgを放流しました。11月中旬まで水量が多く、産卵床の確認はあまりできませんでした。しかし、この親魚放流の成果でしょうか、C&R区間の水量計から上流では先週からあちこちにヤマメの稚魚が泳いでいます。大きさは2cm前後、緩やかな流れで落ち葉が溜まった場所に群れています。釣りの合間、このような場所を静かに覗くと見られます。
  
 サケ・マス類の稚魚に共通するパーマーク、和訳すると幼魚班でヤマメ以外は成長とともに消失します。小菅川に棲息するマス類は3種、幼魚の時期はとても良く似ていますが、体色やパーマークの数、背鰭や尻鰭への黒線の出方などに違いがあると思っています。また、落葉や石の下に潜み姿を見せることが少ないイワナ、稚魚の段階から速い流れに入っていくニジマスなど、習性も違うように思えます。下記にヤマメ、イワナ、ニジマスの順に掲載した写真で、違いをご確認ください。違いが判った方、その下の2枚の写真の稚魚の種類を判別してみてください。
  
  


お願い

 特別年券をお申込され、まだ、受け取られていない方が10名ほどいます。受け取りはすずめのお宿で現金引換えとなりますので、お早めにお願いいたします。ただし、すずめのお宿が不在となるときがあります。前日の夜に電話(0428-87-0937)にてご確認の上、お越しください。また、すずめのお宿が不在となる場合、漁協事務所(0428-87-0741)で対応いたします。

ようやく春が

 月曜日から暖かさが戻り、昨日の最高気温は20度近くまで上がりました。この暖かさは今週末頃まで続くようです。気温の上昇とともに生き物たちの動きも活発になり、今朝はウグイスの初鳴きを聞きました。渓流沿いに多いダンコウバイの花が咲き始め、川原では早朝からキセキレイが虫を探して飛び回っていました。
  

 今朝の水温は6度、日中には8度を上回りそうです。水温が上がり、ようやく居つきの魚も動き出しました。水量はこの時期の平水、流れの中でもマスたちの姿が見られるようになりました。
  
  
 水生昆虫の羽化も増えてきました。小型のカワゲラやトビケラに混じり、昨日は16番前後のフタオカゲロウの仲間も見られました。羽化の時間帯は10時頃から2時頃までですが、ガガンボやユスリカは4時頃でも数多く飛んでいました。ハッチとともにライズもあちこちで起きてきています。昨日は水量計で43cmのニジマス、吊り橋下流で29cmの泣き尺ヤマメを釣った方の写真を見せていただきました。
  
  
  

 瀞瀬で16番前後のフライに、ヤマメが飛び出してきます。まだ水面の虫を捕ることに慣れていないのか、針ががりは少ないのですが、反応は良好です。この暖かさが週末まで続けば、瀬の中からも反応してきそうです。とはいえ、早春の天気は気まぐれ、週末アングラーがハッチとともにあちこちで起こるライズに出会えるのには運が大きく左右します。マッチ・ザ・ハッチの釣りはこれから5月初旬ころまで、有給休暇が残っている方、ぜひ、天気予報を確認し、平日に釣行されることをお奨めします。
  
  

 金風呂の砂利搬出工事が終わりました。ご協力ありがとうございました。工事が終わり、駐車スペースが大幅に広くなりました。左岸護岸沿いには桜やケヤキの大きな木があり、これらの木では枝の一部が枯れています。風などで枯れた枝が落ちることがありますので、これらの木を避け、川側へ駐車してください。
  


お知らせ
 バーブレスフック普及協会が、テンカラ大王『石垣先生』を講師に招き、釣りのイベントを小菅村で開催すべく、参加者を募集しています。詳細は こちら まで



 

寒の戻り

 今朝の最低気温は−6度、季節が1ケ月程後戻りしました。県内の山中湖村の最低気温は、−10.5で全国で一番の寒さだったそうです。小菅川一帯で水飛沫が凍りつき、水温は4度以下になりました。
  
 集落周辺の雪は殆ど消えましたが、小菅川源流の大菩薩方面は月曜日に降った雪で真っ白です。寒の戻りは金曜日頃まで続くようです。
  


 土曜日の解禁から5日、一般区間の釣り人は一段落し、川沿いの車も疎らです。冬季釣り場では、群れ泳いでいたニジマスの姿が全く見られなくなっていました。
  
  
 C&R区間は平日でも、10名以上の釣り人で賑わっています。昨日の午後、金風呂ではライズあり、1時間程ですが20番前後のフライに良く反応したそうです。しかし、今日は急な冷え込みと一日中吹き荒れた北風で魚の活性が低下し、多くの釣り人が苦戦していました。
  
  


 金風呂の土砂の搬出工事は、今週の土曜日で終わるそうです。混雑が予想される土曜日までの工事となり恐縮ですが、ご理解とご協力をお願いいたします。侵入道路の出入り口に警備員がついていますので、その指示に従ってください。また、駐車スペースは、カラーコーンの河川側で、左岸の護岸沿いはダンプカーの専用路となっています。今週の土曜日まで、左岸の工事用道路への駐車はできませんのでご注意ください。
  


 寒さの中でもスイセンが開花し、紅梅は間もなく満開を迎えそうです。寒の戻りも金曜日まで、土曜日から春の暖かな日が続くとの予報です。気温の上昇とともに水星昆虫のハッチが増え、魚の活性も高まってきます。春の日差しを浴びながら、まだ掏れていないマスたちとのんびりと過ごす一日、今週末からそんな早春ならではの釣りができますことを願っています。
  
 

解禁情報

 今シーズンの小菅川の解禁は3月7日(土)の正午から、残り2日となりました。今週は30mm以上の降雨があり水量は平水以上に回復し、水温も今日は6度まで上がりました。今年の解禁は、ここ数年では最も良い状態で迎えられそうです。放流は解禁日の午前中に、一般区間へヤマメ70・イワナ30・ニジマス100の計200kgを、C&R区間へヤマメ80・イワナ20・ニジマス100の計200kgを行います。
  
  

  
  

 解禁日には、すずめのお宿駐車場に漁協の臨時事務所を開設し、年券・日釣券の販売を行います。当日の年券の販売はここだけですが、日釣券は村内の商店などの取り扱い所でも購入できます。また、3月8日以降、日釣券は最寄のサンクス・セブンイレブン・ファミリーマート・ミニストップ・ローソンの5社のコンビニで、当日の午前0時以降購入できます。遊漁証を所持されないで釣りをされた場合は、全て現場売りの料金となりますので、ご承知おきください。なお、解禁日の午前中、すずめのお宿駐車場で釣り関係のミニイベントを行っていますので、お立ち寄りください。
  

 公衆トイレは、金風呂のすずめのお宿の先と川池の釣り場入り口の2ケ所です。また、このほかにも、売店や食堂などが営業時間中に限り利用できます。
  

 駐車場は、C&R区間は金風呂の河川と東部森林公園駐車場、一般区間は冬季釣り場河川ともみじ橋付近にまとまった台数が駐車できます。このほかでは、道路沿いの所々にある駐車スペースをご利用ください。
  
  

 渓流釣りで気をつけたいのが落石、特に解禁から4月始め頃は頻発します。小菅川で落石への注意が特に必要な箇所は、C&R区間では新玉川橋の上下100m、一般区間では白沢川合流点の上下200mの区間です。このほかにも落石の発生はありますので、十分注意を払いながら遡行してください。特に天然魚の源流部では、この時期どこでも落石の危険が伴います。また、魚もさびが残りやせ細っています。源流部への釣行は、4月以降をお奨めします。
  

 寒さの残るこの時期、釣りに夢中になっていると体の芯まで冷えてきます。寒さを感じた方、小菅の湯はいかがでしょうか。小菅川の遊漁券を提示すると入浴料が150円割引となります。3月29日(日)からは道の駅もオープン、小菅及び周辺市町村の特産品の販売やイタリア料理が楽しめます。また、3月14日(土)からは、フォレストアドベンチャーも営業を再開しますので、釣りの合間に足を伸ばしてみませんか。
  

 週末の予報は雨または雪、天気は芳しくないようですが、シーズンは9月30日までたっぷりとあります。季節の進行とともに魚たちの活性も上がって行きますので、のんびりと余裕を待ってお越しください。今シーズンもよろしくお願いいたします。
  

 

1