定期放流

 25日は第4土曜日で、小菅川一般区間の定期放流日です。今回の放流量は、ヤマメ50・イワナ30・ニジマス50の計130kg、区間は橋立地区の中川原橋から東部地区の余沢橋下流までの本流と支流の白沢川です。午後1時30分以降、上流から順次放流していきます。定期放流日は、多くの釣り人で混雑します。お互いに譲り合い、トラブルなどを起こさないで釣りをお楽しみください。また、駐車スペースには、限りがあります。車間幅を詰め、一台でも多くの車が駐車できるようご協力ください。
  
▲定期放流最上流の中川原橋と冬季釣り場。河川内では横列で車幅を詰めて駐車してください
  
▲田元橋下流と清流苑。週末には清流苑までウグイが遡上してきそうです
  
▲支流の白沢川と定期放流最下流の余沢橋。水量はやや多めです

 C&R区間の大成沢から下流へは、24日金曜日の夕方にニジマス40・イワナ20の計60kgを放流します。ニジマスは1kg以上の大型魚を混ぜますので、ルアーで細糸を使っている方はご注意ください。
  
  
 玉川の合流点から上流には、17日の金曜日にヤマメ30kgを放流しました。18日にこの区間で行われたルアースクールでは、尺前後の大型魚もヒットしていました。水量も増え、水温も12度を超えてきました。魚が様々なポイントに着き始めていますので、これからが楽しみです。
  
 金風呂の水量計から下流では全域でウグイが群泳し、数箇所で産卵も始めています。特に下流から水量計への渡渉地点では、大きな群れで産卵をしています。産卵を妨げないよう、この地点を渡る際にはご注意ください。
  

 先週の土曜日からソメイヨシノが散り始め、今日の新道は桜の絨毯が敷かれていました。桜からヤマブキへと移ろい、村内は黄色の花弁で彩られています。ヤマブキの花には、まだ多くの蕾が見られましたので、今月末頃まで楽しめそうです。木々の芽吹きが一段と進み、『山笑う』季節になっています。小菅川を横断する鯉のぼりも皆様のお越しをお待ちしています。春爛漫の小菅を散策してみませんか。
  
  

 

花の里

 金風呂の桜の開花から一週間、寒い日が続きましたがようやく満開になりました。村内の集落周辺では、様々な桜が見頃を迎えています。樹齢60年以上のソメイヨシノの古木は、小菅の湯先の村営住宅と釣り場対岸の新道にあります。また、平成元年に植栽した原始村では、数種の桜が見られます。花びらが僅かに散り始めたばかりですので、今週末まで満開の桜が楽しめそうです。今週末、山里小菅で、二度目の花見をお楽しみください。
  
  
 桜の花のほかにも白が鮮やかなユキヤナギ、小菅の花のミツバツツジや芝桜、村内一円で見られるヤマブキなども咲き誇っています。花の里小菅へ足をお運びください。
  
  

 10日からぐずついた天気が続き、6日間の総雨量は60mm以上になりました。まとまった雨で、水量は2倍以上に増えています。
  
  
 増水に乗じて、ウグイの遡上が始まりました。今朝、金風呂の最下流の橋の下流で見ましたが、午後には水量計まで遡上していました。あちこちでライズと見間違うウグイの息継ぎも見られました。じっくりと観察すると婚姻色の赤い魚体が判りますので、ご注意ください。ちなみに、婚姻色の出たウグイがドライに反応することは稀ですので、これからのライズは見きわめが必要です。
  
 水量は倍以上ありますが、ヤマメは表層に定位しドライに反応しています。ハッチの主体が18〜20番前後のコカゲロウやアカマダラですので、小さめのフライをご用意ください。水量が増え、ルアーへの反応もまずまずです。明日からは、春の暖かさが戻るとの予報です。水温も10度以上になりますので、様々なポイントから、マスたちのアタックが期待できるのではないでしょうか。
  

お知らせ
その1 18日の土曜日に、NHKで小菅村の放送がされます。午前7時30分頃から始まる『土曜すてき旅』で、約10分ほど村の風景などが映される予定です。泳ぎ始めやヤマメの稚魚も登場しますのでご覧ください。

その2 飯田さんを講師に、実践ルアースクールが18日の土曜日に行われます。午前9時頃から13時頃まで、玉川合流点から余沢橋上流部の間で、スクールを行います。関係者10名前後の団体が釣りをしながら通過しますので、ご承知おきください。

その3 11・12日の土日、テンカラ大王『石垣先生』を講師に、バーブレスフック普及協会が小菅川でイベントを開催しました。この様子が19日付けのスポーツニッポン新聞の釣り欄に掲載されますので、ご覧ください。

時ならぬ雪が

 昨日からぐずついた天気が続いています。寒気が入って気温が一気に下がり、今朝からは標高600m以上では雪に変わっています。
  
 春の雪は標高により積もり方が大きく違ってきます。今朝も金風呂では霙混じりの雨でしたが、川池の冬季釣り場付近では既に1cmほど積もっていました。このまま降り続けば、源流部では10cm以上の積雪になりそうです。桜が開花してからの雪は小菅でも珍しく、雪の止んだ後には雪化粧を背景に満開の桜が撮れそうです。
  
  

 季節はずれの雪には驚かされていますが、昨日からの雨は芽吹き始めている木々には慈雨、新緑が加速します。渇水だった小菅川も若干ですが水量が回復してきています。
  
  
 今朝の金風呂の水温は9℃、月曜日まで暖かな日が続き12度前後まで上がった時からは下がっていますが、気温のような大きな差はありません。今日の夕方まで降り続けは積算雨量は15mm前後となり、水量もしばらくは良好な状態となりそうです。

 昨日は雨で釣り人が少なく、魚の活性が高かったようです。昨秋からフライを始めたHさんから、玉川合流点から上流でドライで10尾以上のヤマメが釣れましたと電話がありました。
  
  

 今回の寒気は金曜日まで、週末には春の暖かさが戻るようです。春の雪は瞬く間に融けていきますますので、集落周辺の道路の雪は心配ありません。今週末から来週末頃まで、小菅では満開の桜が楽しめます。桜のほかにもミツバツツジやレンギョウ、ユキヤナギやヤマブキなど、様々な花が咲き誇ります。木々の新緑も進み、山笑う季節を迎えます。桜の開花の頃に遡上を始めるウグイの第一陣も、今週末には姿を現すのではないでしょうか。
    

春が来た

 月曜日から急に暖かくなりました。連日、最高気温は20度を上回り、一気に春の装いになってきています。ウメやアンズ、コブシやキブシが咲き誇り、ソメイヨシノの蕾も大きく膨らんでいます。明日もこの暖かさが続けば、金風呂のソメイヨシノは5輪以上咲き、開花となりそうです。小菅村の花、ミツバツツジも咲き始めています。来週の半ば頃には桜やツツジも満開となり、山里小菅は春爛漫の季節を迎えます。
  
  
  

 暖かな日が続き、今朝の水温は8度、夕方には11度まで上がっていました。マス達の適水温に近づいてきていますが、水量が少ない上に寒暖の差が大きくてハッチが疎らなためか、魚の活性はイマイチといった状況です。ライズの起きる11時頃から2時頃までは、そこそこ釣れているようですが、ポイントが限られています。暖かい春の雨が降り、水量が増えると魚の活性が一気に上がってくるのですが・・・・。雨が待ち望まれます。
  
  
  

 渓流を住処とするカワガラスは、殆どの釣り人が目にしていると思います。ムクドリくらいの大きさで、黒褐色の鳥です。主食は水生昆虫で、水の中を器用に歩き回ります。いち早く繁殖を始め、この時期には雛が誕生している巣も見られます。先日、桂川の支流の巣では、親鳥が一心に卵を抱いていました。
 また、この時期、渓流沿いで盛んに囀っているのが小菅村の鳥のミソサザイ、姿はカワガラスによく似ていますが、大きさが全く違います。日本でも最小の部類に入る鳥で、体重は10gくらいです。体は小さいのですが動作はすばしっこく、よく通る大きな声で囀ります。今、巣作りの真っ最中で、コケを咥えている姿をあちこちで見られます。
  

 源流部の在来ヤマメもドライに反応してきました。まだ、淵の流れ込みなど、場所は限られていますが、ようやく動き出しました。さびが残り、盛期の艶やかさは見られませんが、放流ヤマメとは明らかに違います。在来ヤマメと放流ヤマメを見比べてください。
  

追 伸
 前回のブログに掲載した稚魚は、左側の写真は全てヤマメ、右側の写真は下がヤマメ、上がイワナの稚魚でした。違いが判別できましたでしょうか。
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