カワウとアオサギ

 7月の台風11号以降、C&R区間でカワウとアオサギの姿を見かけることが多くなりました。特に8月の中旬以降はその数が増え、多い日にはカワウ14羽、アオサギも10羽もいました。飛来時間は早朝の5時から7時頃、ここ数日は10羽前後の一群となり、C&R区間の下流部か、フィッシングヴィレッジへ降りています。
 昨日の午後、奥多摩湖の状況を見てきました。日中、カワウが休憩していることの多い、大蔵、深山橋、ダムサイトの3ケ所で、上流側から11羽、5羽、35羽と最低でも51羽以上を確認しました。大蔵は金風呂から3kmほど下流にあるアオコ対策施設で、いつもは3羽前後でしたが、昨日はカワウが11羽、アオサギも8羽いました。
  
  
 連日のように追払いを行っていますが、人馴れしたのか、全く懲りることなく毎朝飛来します。カワウとアオサギの影響からか、金風呂では魚の姿が見られなくなっています。県のカワウ対策担当者などに相談し、対策を講じていきますので、もうしばらくお待ちください。
 

 水温は17度前後、水量も平水よりやや多めと川の状態は良好ですが、魚の反応は今一歩といった状況が続いています。C&R区間で魚影が多く見られるのは、水量計の淵と大成沢出会い上流の瀬です。水量計から上流はカワウ・アオサギの飛来が少なく、水量計の淵は流速が早い上に深さもあるためカワウが付けないためのようです。区間をくまなく歩き、多くのポイントを探らないと中々魚に出会えません。シェイプアップを兼ね、動き回ってみてください。
  
  

 一昨日、昨日と10月中旬の気候になりました。特に火曜日は日中も15度前後で、村内のお年寄りで電気コタツを使った家もあったようです。このまま秋になることもないでしょうが、季節は確実に秋へと移って来ています。
  
 胡桃の実が熟し、この実が大好物のリスの姿を見かける機会が増えてきました。南へ帰る夏鳥の重要な食糧の一つのミズキの実も食べ頃になっています。鳥たちの囀りは殆ど聞くことがなくなり、ツバメの姿もめっきり減ってきています。渓流シーズンも残り1ケ月余り、今シーズンの締めの釣りができますことを、お祈りしています。
  

8月の放流

 22日は第4土曜日で、小菅川の定期放流日です。今回の放流量は、ヤマメ50・イワナ30・ニジマス50の計130kg、区間は、一般区間が橋立地区の中川原橋から東部地区の余沢橋下流までの本流と支流の白沢川、C&R区間は大成沢出会いから下流です。午後1時30分以降、上流から順次放流していきます。
 水量は平水よりやや多く、水温は18度前後です。全域で10cm以上に育ったヤマメやイワナの幼魚が、針がかりしてきます。山梨県のマス類の体長制限は15cm、体長制限は県の漁業調整規則ですので、これに違反する厳しい処分を受けます。一部でしょうが、依然として15cm以下の幼魚を専門に狙う釣り人がいます。先月も余沢橋の下流で、30尾以上のヤマメの幼魚だけを魚篭に入れていた年配の方に厳しく注意しました。幼魚は次年以降の貴重な資源です。15cm以下のマス類は必ず再放流してください。
 また、冬季釣り場の河川駐車スペースも、一部が流失して狭くなっています。何時も以上に車間を詰め、横列での駐車をお願いします。
  
  
  

  
  

 女郎花(オミナエシ)の花が盛りです。間近で見ると粟の実そっくりの小さな花が密集しています。シカの食害で庭先以外の場所で見かけることは稀となりました。庭先でオミナエシを撮影する際には、家主に一声かけてください。
 道路沿いなどで、目につく房状の白い花はヌルデ、この形のまま房状の実をつけます。ヌルデの実は、12頃になると表面が白くなります。実を舐めると塩辛いので、塩の結晶が浮き出して白くなるようです。この冬、ヌルデの作った塩を味わってみませんか?。
  

立 秋

 8日の立秋から暑さが一段落しています。最高気温も30度前後、朝は20度前後です。日中も爽やかな風が吹き、木陰に入ると快適です。ススキやクズ、センニンソウやタラなど、秋を感じさせる花が咲き始めています。
  
  

 ここ1週間は夕立もなく、水量は半分以下まで落ちてきています。最下流の金風呂での朝の水温は17度前後、日中でも20度くらいです。川の状態はまずまずですが、魚の反応は芳しくありません。
  
  
 魚の反応が悪い原因は、アオサギとカワウにあるようです。7月の台風11号以降、釣り人が入れなかった期間に、金風呂が格好の餌場になりました。以来、アオサギは8羽前後が夜明け前から、カワウは4羽前後が早朝だけでなく日中も飛来しています。ここ1週間、夜明けから追払いをしていますが、人馴れして図々しくなり効果が上がっていません。朝一番で金風呂に入られた場合、釣の前に区間を歩き、アオサギとカワウの追払いにご協力ください。よろしくお願いいたします。
  
 

 台風11号以降、金風呂は最下流まで車が入れません。駐車スペースは降り口の下流と上流側に設けてあります。降り口付近が一杯の場合は、上流側へ駐車してください。

 魚の反応は芳しくありませんが、そこそこは釣れています。疑似餌の種類、時間帯、狙うポイントなど、何時も以上に熱心に試みてください。ピレピンマスや夏ヤマメが応えてくれることがありますので。
  
   
 

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