寄付放流

 26日の土曜日、木下養魚場から寄付いただいたヤマメの成魚30kgを、C&R区間の最上流部へ放流しました。放流には、自然文化誌研究会の冬季キャンプに参加した子どもたちと関係者15名に協力いただきました。人手が十分ありましたので、最上流部から玉川合流点付近まで、こまめに放流することができました。
  
  
 2年前から最上流部への放流は、ヤマメ・イワナを主体に行っています。また、数年前から始めたヤマメの親魚放流を継続、この秋にも20kgの親魚をこの区間へ放流しました。放流前に箱メガネで水中を覗くと、どの淵にも15cm前後のヤマメの群れが泳いでいました。一部区間ではありますが、ヤマメの群れ泳ぐ小菅川に一歩ずつ近づいてきているようです。来年も大いに期待してください。
  

 冬季釣り場は、平日で5名、休日には15名前後の方がみえています。昨日の朝の水温は6度、例年のこの時期は3度前後ですので、異常な高さです。水温が安定しないためか、魚の活性にムラがあるようです。ユスリカのハッチも集中する時間帯がなく、だらだらと起きています。フライ・テンカラでは、ドライ・ニンフともに、その日のコンディションに大きく左右されています。ルアーは、例年ですとこの時期は殆ど釣りになりませんが、今年は数こそ少ないものの、まだ釣れています。
  
  
 年末年始に冬季釣り場へ行きたいが、釣り券が購入できるのかと心配されている方もいるのではないでしょうか。安心してください。湯の宿ひろせが年末年始も釣り券を販売します。湯の宿ひろせは、小菅フィッシングヴィレッジの200mほど上流です。また、フィッシングヴィレッジ建物内のトイレは使用できませんので、入り口の公衆トイレをご利用ください。
  

 小菅でも例年より2ケ月以上も早く、3分咲きになっている梅の老木がありました。12月に小菅で梅の花が咲いたのは、初めてのことではないでしょうか。記録的な暖冬がこのまま続くことには一抹の不安を覚えますが、新しい年には大いに期待したいと思います。
 今年一年ありがとうございました。平成28年もよろしくお願いいたします。  
  

暖 冬

 2015年も残すところ2週間、例年ですとこの時期は、師走の慌しさと寒さに追われています。しかし、今年の師走は異常なくらいの暖かさ、先週の11日の最高気温は20度で、以降も10度以上の日々が続いています。朝の日冷え込みも弱く、10日の木曜日には真っ赤な朝焼けが見られました。この暖かさは全国的で、昨日のニュースでは、例年より2ケ月以上も早く梅が開花したところがあると報じていました。
  

 冬季釣り場は、12月から延長された下流部は8時から13時頃まで陽射しが入りますが、当初の400mは全く日が当たらなくなりました。例年ですと、上流部では飛沫が凍りつき、氷暴が出現していますが、今年は霜も降りていません。
  
  
 昨日の水温は朝で8度、日中は10度以上になりました。水温が安定しないためか、集中したハッチがなく、ライズは散発でドライの釣りは苦戦しているようです。しかし、12月には入ると難しくなっていたルアーが、今年は好調のようです。8度以上という、この時期としては異常な水温が好結果をもたらしているのでしょう。
  
  

 熟した渋柿やピラカンサスの実に鳥たちが群れていました。暖かな日々が続いていますが、季節は冬です。柿の実は、この時期の鳥たちの重要な食糧で、様々な鳥たちが飛来してきます。確実に見られるのは、ツグミ・シロハラ・ヒヨドリ・メジロ・カケスの5種類、他にもエナガ・アオゲラ・アカゲラ・トラツグミ・カラスなども柿が好物です。熟し柿は、小菅の湯周辺を始め、各集落のあちこちにありますので、様々な野鳥たちとの出会いに期待しながらの小菅散策はいかがでしょうか。
  

冬季ニジマス釣り場の延長 その2

 12月1日の火曜日から冬季ニジマス釣り場が下流へ800m延長され、全区間が1,200mとなっています。延長された800mは小菅フィッシングヴィレッジの区間で、空が広く8時から13時頃まで陽射しが当たります。
   
 11月30日に釣り場中央付近の鉄橋から下流の堰を取り除き、ここから下流と最上流部の池ノ尻橋上流へレギュラーサイズのニジマス60kgを放流しました。1日には15人、昨日は6人前後がいましたが、今日は雨の影響からか0人でした。冷え込みも弱く、日中も南風で水温が上がり、あちこちでライズが見られました。
  
   
 延長された800mの区間中、中央付近鉄橋から上流の池ノ尻橋までの約200mは短く深い淵の連続で、魚の反応が悪いため放流はしていません。この区間は、残りや居付きの魚だけで魚影が薄くなっていますので、ご承知おきください。
   
 トイレは、釣り場入り口の公衆トイレをご利用ください。建物下流側のトイレは閉鎖で、使えないことになりました、また、流し場は、凍結防止のため水道が止められて使えません。水道水が必要な方は、建物下流側の角にある水道栓をお使いください。車両は川を渡り、右岸側の空き地に駐車してください。なお、鉄橋から上流は工事車両専用道路ですので、上流部への移動は徒歩でお願いいたします。
  
  
  
 土日・祝日の最寄の釣り券販売所は、山びこ食堂と湯の宿ひろせです。また、すずめのお宿、チャーちゃんまんじゅう、降矢商店、ひろせ商店も従来通り取り扱っていますので、いずれかで釣り券を購入されてから川へ入ってください。
  

 当初開設の上流部400mは、陽が当たらなくなりました。陽射しがなくて寒さはきつくなりますが、魚は川に慣れライズが盛んに起きています。釣り人も少なくなっていますので、暖かな日中などには足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
  
 例年にない暖かな冬になっていますが、早朝は霜や薄氷で路面がスリップしやすい箇所が出てきています。奥多摩方面からでは奥多摩湖下流の境橋と弁天橋、上野原方面からでは鶴峠下のS字カーブなどです。また、小菅橋や小菅の湯方面での山沢橋などでは、寒い日は日中でも注意が必要です。寒さが厳しくなってきていますので、陽射しの当たる日中をメインにした釣行をお奨めします。
  

追 伸
 魚の加工品、単品での販売で、お値段をお知らせしませんでした。お値段は、『甲斐サーモン燻製半身1,200円』・『岩魚骨酒1尾500円』・『山女魚塩焼き2尾800円』 です。ご利用をお待ちしています。
    

 
1