定期放流

 26日は第4土曜日で、小菅川一般区間の放流日です。放流量はヤマメ40、イワナ20、ニジマス40の計100kg、区間は橋立地区の中川原橋から東部地区の余沢橋下流までの本流と支流の白沢川です。午後1時30分以降、上流の中川原橋から順次下流へ放流していきます。
 管理釣り場ではありませんので、午前中からの場所取りはお止めください。また、待っている場所に放流しない場合もありますので、ご承知おきください。なお、今年から定期放流の数量を減らし、日時を特定しない特別放流へ回します。特別放流では、大型魚を混ぜていく予定ですのでご期待ください。
  
  
  

 C&R区間では、毎朝カワウの追払いを行っていますが、日中に釣り人のいない場所に飛来するなど、効果が上がっていません。有害鳥獣駆除の申請を行い、昨日、許可が出ました。早速、今日の午前中に捕獲用のワナを設置しました。駆除の成果が上がり飛来が一段落したら、区間全域に放流する予定ですので、もうしばらくお待ちください。なお、ワナは金風呂の河川駐車場の下流側に設置し、周知文を掲出しました。ワナを設置してある約30mの区間では、当分の間、釣りを控えてくださいますよう、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
  
 カワウは飛来していますが、先週あたりからライズが見られ、ライズする場所も徐々にですが広がってきています。昨日の夕方、東部森林公園の吊り橋付近で出会ったフライマンの話では、上流部でも昼前頃から3時頃まではそこそこのライズがあり、ドライで数尾のヤマメをキャッチできたとのことです。暖かな日和に釣行できれば、楽しい釣りができるのではないでしょうか。
  

 今日の午前中は雨で気温は3度、800m以上の山々は雪化粧となりました。午後には雨は止みましたが、気温は5度くらいまでしか上がりませんでした。
  
 寒い日、暖かな日と、めまぐるしく変わる天候が続いていますが、春は着実にやってきています。今、梅が満開で、コブシの花も咲き始めました。渓流沿い一際、黄色が目に付くのはダンコウバイ、来週中にはカタクリも開花するのではないでしょうか。春の息吹を求め、小菅へ足をお運びください。
  

カワウが飛来

 2月末からC&R区間にカワウが飛来しています。飛来の確認以降、ほぼ毎朝のようにロケット花火での追払いを行っていますが、一向に効果が上がらず、多い日には10羽以上に増えてきています。
  
  特に先週は雪の日が続き、釣り人が入らなかったことから日中も飛来していたようで、C&R区間全域で魚が激減しました。今日、県と協議し、有害駆除の申請を行いました。許可が下り次第、花火での追払いだけでなく、ワナでの捕獲を行う予定です。カワウの飛来が一段落するまで魚影の薄い状態が続きますが、しばらくの間、ご容赦願います。
 なお、特に魚影の薄い金風呂については、明日の夕方、水量計から下流にニジマス60kgを放流します。また、上流のヤマメ・イワナの区間についても、カワウ対策の結果を見ながら、追加放流を予定していますのでご了承ください。
  

 今日の最高気温は20度、5月中旬頃の気温になりました。午前中見られた北向きの山の雪も、夕方にはほぼ消えていました。しかし、標高1,000m以上の山はまだ白く見えますので、源流部の川沿いには多くの雪が残っていそうです。
  

 水量は多めですが、水温は夕方には8度まで上がりました。日中はユスリカ、小型カワゲラ、コカゲロウなどの複合ハッチがあり、金風呂の降り口前の淵では嵐のようなライズが起きていました。しかし、この場所以外では大量のハッチが起きていたにも関わらず、散発程度のライズしか見られませんでした。カワウの影響が大きいようす。夕方の4時頃には森林公園の吊り橋付近で、餌を十分に食べたのか、重そうに飛ぶカワウ1羽を見ました。
   
   
 カワウは飛来していますが、今日のような暖かさとハッチが続くと魚の活性は確実に上がってきます。今日の夕方の5時前後、C&R区間の最上流部でライズはしていませんでしたが、16番のCDCダンで3尾のヤマメが続けざまにヒットしました。暖かな天候は、週末まで続くとのことです。この連休は楽しい釣りができるのではないでしょうか。
  

追 伸
 3月1日から、小菅・フィッシングヴィレッジが再開しています。餌釣りのヤマメ・イワナとニジマスの区間、ルアー・フライ・テンカラの疑似餌の区間と多様な釣りが楽しめます。営業時間は、朝の7時から夕方の5時まで。皆様のご利用をお待ちしています。
  

真冬日

 昨日の雨は標高700m以上では雪となり、今朝、周囲の山々は雪化粧を纏っていました。日中も小雨混じりで、最高気温も3度、真冬日でした。
  

 昨日から今日にかけての総雨量は27ミリ、まとまった雨で水位は5cm以上増え、絶好のコンデションです。一般区間には、釣り人の姿がありませんでした。冬季釣り場を覗いてみましたが、ニジマスの姿はなく、残骸の内臓が淵のあちこちに点在していました。多くの釣り人に怯えたのか、警戒心の強いヤマメの姿はまだ多く見られました。
  
  

 C&R区間の金風呂には、この寒さの中でも5人のフライ・ルアーの釣り人がいました。水温は6度、ベテランのフライマンに話を伺ったところ、ハッチは少ないが時折起きるライズを狙うと確実に釣れるとのことでした。腕も確かなようでしたが・・・・。
 今年は、ハッチが遅れているようです。7日に大月市の桂川本流と葛野川、8日に上野原市の鶴川上流へ行きましたが、いずれの場所でもハッチは殆どなく、ライズは見られませんでした。今年のドライの釣りは、お彼岸の頃から本格的なシーズンに入るのではないでしょうか。
  
  
  

 金風呂では、ヤマメの稚魚が泳ぎ出しています。小菅では例年3月下旬から4月上旬ですので、今年は3週間余りも早い確認です。産卵以降、12月までは暖かくて水温の高い状態が続いたためでしょうか。まだ、体長は2cm前後で、パーマークも鮮明には判りません。これから、小菅川のあちこちで多くの稚魚が泳ぎ出してきます。稚魚は4月末頃まで、落葉の堆積した緩やかな溜まりで群れて過ごします。釣りの合間に、ヤマメの稚魚をご覧ください。
 なお、写真は昨年4月に撮影した稚魚で、金風呂の稚魚はまだこの大きさまでは育っていません。
  

解禁情報 その2

 小菅村漁協の解禁は、3月5日・土曜日の正午からです。水量、水温など川の状態は良好で、天候も晴れて暖かくなるとの予報、ここ数年では最も良い解禁を迎えられそうです。直前の放流量は、解禁日の午前中にヤマメ100kg、イワナ50kg、ニジマス200kgの計350kgで、一般区間へ200kg、C&R区間へ150kg放流します。以降の放流は、一般区間が毎月第4土曜日に100kgを、C&R区間は随時行います。また、今シーズンから一般区間でも、川の状況などを見ながら不定期の放流を行う予定ですので、ご期待ください。
 
 一般区間の放流場所は、橋立地区の中川原橋から東部地区の余沢橋下流までの本流と支流の白沢川です。本流については、平山キャンプ場や清流苑など、集落以外の場所へも細かく放流していきます。
  
  

 C&R区間の直前放流は、大成沢出会いから下流へ行います。ヤマメ・イワナ主体の玉川合流点から上流については、2月末までに放流を済ませています。また、落石が多い新玉川橋の上下100mへの放流は、5月以降に行います。
  
  

 渓流釣りで最も注意が必要なのは落石、特に解禁から4月中旬頃までは頻繁に発生します。急峻な源流部だけでなく、集落周辺でも、落石が多く発生する場所があります。一般区間では白沢川合流点の上下200m、C&R区間では新玉川の上下100mです。これらの場所以外でも落石は発生しますので、周囲を確認の上、事故に遇わないよう十分注意してください。
  

 小菅村漁協では、C&R区間、濃密放流区間、在来魚保護区間とゾーニングによる河川管理を行っています。監視体制を強化して、これらの周知徹底を図っていますが、依然として違反者が見られます。エリアの広い渓流釣りでの監視には限界があり、釣り人個々のモラルに負うところが大です。渓流釣りを自分の時代で終わらせるのではなく、子々孫々まで存続できるよう、規則は厳守してください。
 C&R区間では、全ての入渓路と境界点に看板を設置してますが、依然として一部の釣り人が餌釣に入って来ます。自然の中でゆったりと楽しむのが渓流釣りの醍醐味、人目を避けながらの盗み釣りは厳に謹みください。
  
 橋立地区上流の500m地点にある通称一番堰堤、ここから上流部は在来魚のエリアです。小菅川の在来ヤマメを残すため、漁協の管理もこれから上流部では産卵場所の造成や粗朶の設置などに留め、ヤマメの放流は行っていません。貴重な天然魚が存続できるよ捕獲制限5尾以内の厳守だけでなく、この区間での釣りは再放流を基本とされますよう、ご協力ください。
  
 
 鳥たちの動きが活発になってきています。ミソサザイやホオジロが盛んに囀り、間もなくウグイスの初鳴きも聞かれそうです。C&R区間では、水量計下流の右岸岸壁に先週からカワガラスが巣を作りを始めました。巣は今日でほぼ完成、解禁の頃には産卵を始めていそうです。瀞場でライズの起きるポイントですが、4月初め頃まではこの場所では長居をされないよう、ご協力よろしくお願いいたします。
  

追 伸
 解禁日の午前中、すずめのお宿駐車場で、釣り関係のミニイベントが開催されます。開催者一同、多くの皆様のご参加をお待ちしています。イベントの詳細は こちら から
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