ナガレタゴガエルと天然魚区間のポイント

  ナガレタゴガエルは渓流域に棲むアカガエルの仲間で、日本のカエルの中では最も早く産卵を始めます。産卵の最盛期は渓流釣りが解禁となる頃ですが、分布が局地的なこともあり姿を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。腹部の皮膚が伸び、ここに酸素を溜めることで長時間の水中生活ができるという特異な生態を持つカエルです。
 多摩川水系の上流部では比較的普通に生息しています。小菅川でも金風呂から源流部までほぼ全域で見られますが、5年前の台風による大洪水で激減しました。漁協の設置した看板や河川への降り口などの状況確認のため、源流部を歩きました。流れが緩やかで日当たりの良いところを主体に、源流部の河川でナガレタゴガエルを探したところ、数箇所で卵や姿を確認することができました。徐々にではありますが、着実に復活してきているようで、とてもうれしくなりました。
 
水中に♀1匹と3匹の♂がいました。          落ち葉の中に卵が
 
 橋立の通称一番堰堤から上流部、天然魚区間中、主な河川への降り口の状況も確認してきました。いずれも問題なく歩けますが、この時期河川沿いの斜面は落石が多く発生しますので、釣行の際には川だけでなく周囲の状況を十分確認してください。下流部から雄滝までの主な降り口、6カ所を下流側から紹介します。
 
 О貳岷當蘊紊悗旅澆蠍        ◆舗装が終わり砂利道を400mほど進んだ地点
 
:三番堰堤上への降り口           ぁ白糸の滝駐車場の約1.4匱蠢
   
白糸の滝駐車場。4月以降はトイレが使用可能に  ァ白糸の滝駐車場から800m先

Α雄滝遊歩道入り口。  6ケ所の降り口には尾数制限の看板が設置してあります

魚たちの休息日

  土曜日の正午に解禁した小菅川、土・日曜日と天気は良かったのですが冷え込みが厳しく、水温が上がりませんでした。日曜日の正午の気温は10度、水温は4度でしたので、魚の活性も低く、ルアーはスプーンに、フライはニンフで釣られていた方に分がありました。しかし、昼頃からはユスリカ、クロカワゲラのハッチがかなりあり、ドライフライでも釣れていましたし、ルアーも重めのミノーをゆっくりと縦のアクションで引いてた方はそこそこ掛けていました。
  
年越のイワナとニジマス。30cm前後のイワナ、40cm以上のニジマスの年越魚が多くいます
 
18番のCDCダンで釣れた年越ヤマメ  カワガラスの巣。産卵を終え、抱卵に入っていました

 土・日の2日間、連日70人以上に攻められた金風呂C&Rの最下流部も、今日は雪でひっそりとしていました。今日、正午の気温は2度、水温は3度、積雪は約10cmです。雪は昼過ぎには降り止み、夕方までには陽射しも出そうです。まとまった雪で水量も5cm以上増えました。水温の低下が気になるところですが、今日一日、魚たちは十分な休みが摂れたと思いますので、明日以降また元気に遊んでくれそうです。
  
案山子の頭には10cm以上の雪が       水量計の淵。水位が5cm以上増えていました

  なお、道路状況は、奥多摩方面から小菅フィッシングヴィレッジまでは全く問題ありません。しかし、上野原方面からですと鶴峠の前後が明日一杯は冬用タイヤが必要です。また、小菅川の源流部は20cm以上の積雪となっています。源流部の道路の除雪は行いませんので、今週末頃までは道路に雪が残ると思います。

金風呂地区、正午の道路の状況。路面に雪はほとんどありませんでした


正午の小菅の湯入口付近。除雪が始まっていましたが、所々に圧雪が残っていました

小菅川 解禁まであと4日

  小菅川の解禁は3月第1土曜日の正午で、いよいよ4日後となりました。当日は、午前8時頃からすずめのお宿の駐車にて年券、日釣券の販売を行います。また、放流は午前中に行い、正午の村の防災無線の音楽で釣り開始となります。
 小菅川は初めてという方もいると思います。また、3月から4月中旬頃までは、冬の間の凍結により落石が発生しやすくなっています。そこで、放流区間の主だった降り口、落石への注意が必要な区間などを下流から写真で紹介します。


C&R区間の最下流部降り口。すずめのお宿から約100m上流の電柱の先を左折します

 
新玉川橋下流部。左写真の上側の淵から新玉川橋の間は左側からの落石に注意してください


C&R区間の最上流。この看板から下流での餌釣りは遊漁規則違反で罰金です


東部地区の日影橋の上流部。ここから清流苑までの約1劼隆屬郎険Δらの落石に注意を

 
本流と白沢川との合流点降り口。白沢川沿いの階段で本流へ降りられます

 
清流苑のヤチグラの滝の真上の降り口。やまめ道の看板の設置地点には河川への降り口があります

 
平山キャンプ場手前の工事箇所。今期中この約200mの間は橋梁工事で立入り禁止となります

 5日は天気も良さそうです。道路も今日現在は全く問題はありませんが、早朝はまだ一部の区間では凍結することがあります。解禁は正午ですので、安全運転でゆっくりとお越しください。





暖かい雨

  今日は午後から春の暖かい雨が降りました。正午の気温は12℃、金風呂C&Rでの水温は6℃になっていました。水温の上昇とともに、小型のカワゲラ類の羽化が始まり、木の葉溜まりのプールでは激しいライズが次々と起こっていました。
      
木の葉溜まりのプール      カワゲラへの激しいライズ

 また、ニジマスの産卵がピークに近づきつつあるようで、今日は水量計から最下流までの間で10ヶ所の産卵床が確認できました。この10ケ所のうち、3ケ所では40cm以上のペアーが産卵行動をとっている姿も見られました。ニジマスの稚魚は、例年、5月中旬頃から泳ぎ出します。このぶんですと、今年は数多くのニジマスの子供達に会えそうです。
  
ニジマスのペアー 前♀後♂   産卵床の水中写真

ニジマスの産卵

  金風呂のC&Rエリアではニジマスの産卵が始まっています。1月下旬頃から産卵床が見られましたが、ここにきてその数が増えてきています。まだ、産卵の初期で親魚の姿を見かけることは少ないのですが、産卵床の大きさから50cm以上の大型魚が産卵しているようです。解禁の3月初旬頃が産卵の最盛期で、産卵行動をとるニジマスの姿があちこちで見られると思います。大型魚が寄り添い、その周りの川底が白くなっていましたら、ルアーやフライを置いて、そっと見守ってください。
 また、木の葉の溜まった淵ではイワナ、ヤマメがクルージングをしながら時折ライズする姿が目に付きました。岸の雪の上にはクロカワゲラが止まっていましたので、たぶん、これを狙っていたのでしょう。
     
 中央がニジマスの産卵床       木の葉溜まりでライズが

 40cmオーバーのペアー。前方が♂、後方が♀で、♀は産卵床に定位していた 

午後3時頃に橋立の一番堰堤から二番堰堤の間の天然魚の様子も見てきました。二番堰堤までは道路に雪はなく、川原も10cm位の積雪でした。水量は少なく、水温は金風呂の5℃より2℃低く、3℃でした。ライズは見られませんでしたが、淵尻に出ているヤマメがいましたので、時間帯によってはライズをしているのでしょう。
      
 一番堰堤の上             淵には良型の天然山女も
 
 この季節、いつも島木赤彦の歌が浮かびます。それは
  高槻の こずえにありて 頬白の さへづる春と なりにけるかも
 山里の春を待ちわびる気持ちが、ひしひしと伝わってくる一首だと思っています。
  
 小菅川の解禁まで2週間をきりました。魚たちの活性も日に日に高まってきています。解禁の準備はもうお済ですか。 



春の雨

  昨夜の夜半から早朝にかけて33mmのまとまった雨が降りました。気温は7度と暖かい雨でしたので、雪解けを誘い、午前中は濁りが入っていました。この雨で道路の雪すっかり融けましたので、安心して走行できます。

 午前9時30分のKFV、気温は7度。南側はすっかり雪が融けました。

  魚たちも水量が増え、元気を取戻すことでしょう。午前10時ころに冬季ニジマス釣り場の様子を見てましたら、水中は濁りが入り魚は見えませんでしたが水面には極小のユスリカがたくさん飛んでいました。

 午前10時の冬季ニジマスの最下流部。笹濁り状態でした


 冬季ニジマス最上流部。午前10時で水温は3度でした。

  明日は濁りもすっかりとれますので、ミッジの釣りが楽しめそうです。ただし、最低気温予想は氷点下4度となっています。早朝は路面の一部が凍結している箇所もありそうですので、安全運転にてお越しください。

この冬一番の暖かさ

 立春の今日、小菅はこの冬一番の暖かさとなりました。
暖かいといっても最高気温で9度でしたが、風も無く、陽だまりでは
春の日差しを強く感じた一日でした。
お昼から午後にかけ冬季釣り場と金風呂のC&R区間の様子を見てきました。

最上流部 冬季釣り場最上流部。水温は3.5℃
  
  水流が非常に少なく魚が丸見えに
 なっていました 

小菅橋下流 小菅橋から下流側
  
  工場の影となる箇所には雪が残って
 いますが、 河川内は陽があたり、ライ
 ズも見られました

水量計の淵 金風呂C&R区間

  水量計の淵
  
  大型魚の姿が多く見られました

水量計上流 水量計のすぐ上流側

 ここにも春の陽が射しが



水中2
 水量計の淵の中。イワナ、ニジマス、ヤマメが群れ泳いでいました

金風呂のC&R区間も水量計から上流は日が当たるようになりました。
水温は冬季釣り場よりやや高く4度ありましたが、まだ、ライズは見られませんでした。
ライズはまだですが、どの淵にも大型ニジマスを始め、
多くのイワナ、ヤマメの姿が確認できました。水中撮影を試みたのですが、
逃げ足が速くなかなか上手くとれません。
 
 解禁まで1ケ月あまり、そろそろ準備を始める頃ではないでしょうか?
腕慣らしを兼ねて冬季ニジマス釣り場フィッシングヴィレッジ
トラウトガーデンはいかがですか。
 ただし、冬季釣場は水量が極端に少なくなっていますので、
ルアーでの釣りは大変厳しいと思われます。

イワナの産卵

 今年は少し遅くなっていましたが、岩魚がようやく産卵モードに入ってきました。
11月13日(土)禁漁河川の玉川では、40cm以上のペアーに30cm前後の雄が
数匹つき産卵行動をしていました。15日の週が産卵のピークになりそうです。
感動的ですよ。 kato


Movie by MA