春一番

  今日の正午の気温はなんと18度、4月中旬の気候で水温も8度まで上がりました。暖かな南風が吹き、山深い小菅の里にも着実に春が訪れています。
 そんな春の訪れを草花から確かめるべく、漁協の事務所周辺を散策してみました。
    
早咲の白梅が開花   紅梅は2分咲きに    ロウバイ 

    
和紙の原材ミツマタ   スイセンも蕾が      フキノトウ

  可憐な山野草を自家で増殖し、販売もされています奥多摩山草園のハウス内では、更に春が進んでいました。ちなみに、奥多摩山草園はトラウトガーデンの隣にあります。
    
雪割草(ミスミソウ)             バイカオウレン

暖かい雨

  今日は午後から春の暖かい雨が降りました。正午の気温は12℃、金風呂C&Rでの水温は6℃になっていました。水温の上昇とともに、小型のカワゲラ類の羽化が始まり、木の葉溜まりのプールでは激しいライズが次々と起こっていました。
      
木の葉溜まりのプール      カワゲラへの激しいライズ

 また、ニジマスの産卵がピークに近づきつつあるようで、今日は水量計から最下流までの間で10ヶ所の産卵床が確認できました。この10ケ所のうち、3ケ所では40cm以上のペアーが産卵行動をとっている姿も見られました。ニジマスの稚魚は、例年、5月中旬頃から泳ぎ出します。このぶんですと、今年は数多くのニジマスの子供達に会えそうです。
  
ニジマスのペアー 前♀後♂   産卵床の水中写真

ニジマスの産卵

  金風呂のC&Rエリアではニジマスの産卵が始まっています。1月下旬頃から産卵床が見られましたが、ここにきてその数が増えてきています。まだ、産卵の初期で親魚の姿を見かけることは少ないのですが、産卵床の大きさから50cm以上の大型魚が産卵しているようです。解禁の3月初旬頃が産卵の最盛期で、産卵行動をとるニジマスの姿があちこちで見られると思います。大型魚が寄り添い、その周りの川底が白くなっていましたら、ルアーやフライを置いて、そっと見守ってください。
 また、木の葉の溜まった淵ではイワナ、ヤマメがクルージングをしながら時折ライズする姿が目に付きました。岸の雪の上にはクロカワゲラが止まっていましたので、たぶん、これを狙っていたのでしょう。
     
 中央がニジマスの産卵床       木の葉溜まりでライズが

 40cmオーバーのペアー。前方が♂、後方が♀で、♀は産卵床に定位していた 

午後3時頃に橋立の一番堰堤から二番堰堤の間の天然魚の様子も見てきました。二番堰堤までは道路に雪はなく、川原も10cm位の積雪でした。水量は少なく、水温は金風呂の5℃より2℃低く、3℃でした。ライズは見られませんでしたが、淵尻に出ているヤマメがいましたので、時間帯によってはライズをしているのでしょう。
      
 一番堰堤の上             淵には良型の天然山女も
 
 この季節、いつも島木赤彦の歌が浮かびます。それは
  高槻の こずえにありて 頬白の さへづる春と なりにけるかも
 山里の春を待ちわびる気持ちが、ひしひしと伝わってくる一首だと思っています。
  
 小菅川の解禁まで2週間をきりました。魚たちの活性も日に日に高まってきています。解禁の準備はもうお済ですか。